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イチローと起業家の意外な共通点

僕は、マーリンズで第四の外野手と言われながらも着実に成績を残していっているイチローの事を密かに応援し、記事を毎日チェックしている。僕は、単純なので、イチローのように海外で対等に活躍しているスポーツ選手をみると凄く刺激を受けるし、励みになる。

少し前だが、そのイチローのコメントでとても共感したのが、「自分の結果の全ての責任は自分にある」というもの。僕は、元々こういう発想が出来るかどうかが、その人の成長を大きく左右するし、逆に言うとそれだけの覚悟がないと大きな成功をすることは出来るはずがないと思っていた。当然と言えば、当然かもしれないが、プロとしての意識が高いことで有名なイチローからそういう台詞が聞けたのは新鮮だった。

<マーリンズで活躍するイチロー / 話題の忍者プレー>

イチロー


今、HBSでThe Entrepreneurial Manager(通称、TEM)という授業を履修している。これが僕のいちばんのお気に入りで、僕の尊敬する元起業家の教授が教えていて、クラスでも大人気だ。その授業の中で、事業の失敗談を話に卒業生が来てくれたことがあった。その翌日、教授から彼女を起業家としてどう思うかという問いかけがあった。彼女に対しての見方はかなりポジティブな意見が多かったのだが、彼女の周囲に対する否定的な発言に対して少しネガティブなものもあった(話のトーンとしては、そこまで否定的なものではなく、情景描写の中でそういう微妙なニュアンスがあった点を指摘したもの)。その話の締めくくりの教授のコメントが印象的だったのだが、「もし、彼女が全ての責任を自分で受け止める姿勢があれば、君たちにもそういう風に映らなかっただろうし、彼女としても更なる成長の糧に出来たかもしれない」というもの。起業して成功した教授のその言葉には重みがあった。

メジャーリーグの選手であろうが、起業家であろうが、やっぱり、全ての責任を自分で受け止める、そういう気概と覚悟が大切だと思う。

PS. その失敗談を卒業生が話に来てくれた授業には、HBSの起業教育の第一人者だある有名教授がたまたま聴講しており、僕らの授業を見て、「この12年で最高の授業だった!」と絶賛してくれていたらしい。僕としても、HBSを卒業して起業した先輩のそういう話が聞けたのは大変勉強になったし、刺激を受けた授業だった。
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海外旅行は止めておけ

最近、海外旅行をすると散々な目にあっている。

ボストンに来てからいちばん最初に行ったのは、フランスのパリ。ここでは、地元で有名な魚介類のレストランで生の貝類をたらふく食べた。すると滞在の最終日前日に食あたりを興して、高熱に苦しんだ。幸い帰国の便で、トイレに籠るようなことはなかったが、折角のパリが台無し。

次に、冬休みのアフリカ。ブログでも書かせてもらったが、スーツケース探しに翻弄し、最後に見つかったのは良かったが、旅行中にかなりの時間と労力をスーツケース探しに捧げてしまった。

その次は、カリブ海のセーリング。出廷して約2日目から耳から水が抜けないことに悩んでいた。帰国して病院に行ったところ、耳に水が入っているのではなく、外耳炎になっていた。幸い1週間程度で完治したので良かった。

最後に、この前帰国した日本。滞在中は、時差ぼけでまともに練れなかった程度だったのだが、帰国して足の三角靭帯(僕も、数日前に知ったのだが、足の内側にある3つの靭帯の総称)のあたりが痛くなり病院にいったところ、恐らく靭帯か腱が炎症をおこしているだろうとのこと。1日に3度の鎮痛剤の服用に加えて、15分を4セットで確り患部を冷やす必要があり、これは大変だ(というか、まじめに冷やし始めたのは今日からだが)。最初は、少々の痛みだったので完全に無視して生活していたので、随分悪化させてしまった。そのお陰で、今年最後の大きな社交イベントが今Newportで行われているのだが、タキシードまで新調したのに、見送ることになった。

海外旅行は止めておけ、と天命を受けているようだ。

<自宅でおとなしく足を冷やす様子>
靭帯損傷

楽天 三木谷社長との夕食

先日、楽天の三木谷社長がHBSにいらして、夕食を一緒にする機会を頂いた。

三木谷さんと言えば、HBSの卒業生の中でも起業して最も成功されている先輩の1人。僕も、起業を目指すものとして、三木谷さんがどんな人なのかというのには興味があった。僕の印象は、良い意味でとっても「純朴な人柄」というものだった。正に、「次なる着実な一歩を常に考え、丁寧に実行している経営者」というイメージ。テレビやニュースだと、どうしてもそういう風には移りにくいというのが非常に残念であるが、実際にお会いして、先輩と後輩という関係で食事をご一緒させて頂いたことで、少しは素顔に近いところを見せてもらえたのだと思う。

三木谷さんとの会話の中で特に印象的だったのは、「起業家たるもの振り返るべからず!(Entrepreneurs never look back!)」というメッセージ。僕は、定番かもしれないが、これまでの 判断の中でこれは失敗したなというもの、またその時どういう考えでどういう判断をしたのか、という質問をした。三木谷社長は、「それは良く聞かれるんだよな・・・・・」と言いながら、少し考え込んだ後、「でも、最近は思うんだけど、起業家たるもの振り返るべからず!(Entrepreneurs never look back!)」と自分に言い聞かせるかのように答えてくれた。その言葉以上に、そう自分に言い聞かせるように答えてくれた三木谷さんの表情が印象的だった。

HBSにいると本当に人に会う機会に恵まれている。この前は、AESというアジアでも名前が通っている電力会社の創業者が講演に来たり、元GEのJack Welchも来ていた(僕は、忘れていて行きそびれてしまった・・・)。この貴重な機会を今後ともしっかりと活用していきたい。

<三木谷さんとの記念の1枚>
三木谷さん




Boston Cleanweb Hackathon (ハッカソン)

先日、ボストンで行われたクリーンテックのハッカソンに参加してきた。ハッカソンとは、アメリカで流行っている短時間でプロトタイプを作るイベント。今回のハッカソンは、Cleanwebをテーマにしたもので、30時間内にチーム形成からプロトタイプ作成までするというものだった。このイベントは、 マサチューセッツのRenewable Energy Trust FundというFundからの資金を財源にしたMassCECと言う組織が主体となって行っているもの(今回で4回目の開催)。

僕は、Natureのエンジニア探しもかねて参加してきたのだが、初めてのハッカソンということもあり、ちょっと最初の判断が鈍かったことを反省している。まず、 お決まりのアイデアピッチから始まり、僕の家庭向けのDemand Response(発電需要のピーク時にConsumer側の需要をUtilityがコントロールするもの)というアイデアに興味を持ってくれる人は何にかいた。最初に話をしたZipcarのソフトウェア技術者もそのうちの1人。最初に彼が興味を示してくれた段階でチームに誘っておけば良かったものの、きっとエンジニアは沢山いるだろうし、色々な人と話をしていちばん優秀なエンジニアに声をかけようと欲張ってしまった。

ところがふたを開けてみると、エンジニアはここでも引く手数多の状態。僕が最初に話をしたエンジニアも、別のチームに取られてしまった。あらら、またこの展開かと歩き回っていたところ、元EnerNocのAdamというアメリカ人が、「君のアイデアはおもしろい!」と声をかけてくれた。恐らく、僕のピッチを聞いて、興味をもってくれたんだと思う。Adamとは、会話が弾み、その後もエンジニアの収穫はなかったものの、それなりに楽しい時間をすごして初日は帰宅した。

一時は、流石に自分一人で全てコードを書くのもしんどいので今回はパスしようかとも考えたが、折角業界人のAdamも興味を持ってくれているので、彼がその気であれば一緒にやろうと思い、彼にSMSを送った。すると、即座に「是非やろう!」という返信があったのでコンペには参加することにした。僕たちのチームは、最小限のコードで最大限のインパクトを出すことに拘った。既にマーケットにあるハードを使いながら、プロトタイプは、Utilityが僕の自宅のSpace Heaterを制御するというUtilityのDemand Responseのフロントエンドとバックエンド(コードは超シンプルで汎用性はない)のみ。

何とか時間までに最低限のものは仕上がった。プレゼンも、大枠想定通り出来たのだが、審査員から、「君たちは、この仕組みのどの部分をこのハッカソンで作ったかな?」という鋭い質問が受けてしまった。僕は、内心、やっぱりハッカソンなので大事なのはそこだよなと思いながらも、実態を説明。結果としては、やはりコンペには勝てなかったが、Organizerの一人から、Adamの方に、「アイデアは斬新で本当に惜しかった!審査員の中でも票が割れて、最終的にコンセンサスが取れずに終わった。これにめげずに是非頑張って欲しい」というコメントをもらった。更に、このイベントの後にフォローアップとしてAcceleratorという事業化のためのメンタープログラムにも招待してもらったので、それに参加して事業のブラッシュアップと更なる人脈構築をしていきたい。

<ハッカソンでのピッチの様子>
ハッカソン - ピッチ


MBA奨学金 - 船井情報科学振興財団

先週末から数日間日本に帰国してきた。そのお陰で極度の時差ぼけに苦しみ、眠れないのでここぞとばかりに筆を取っている次第である。

僕は、船井情報科学振興財団からMBAの奨学金に採択して頂き、その式典のために帰国してきた。この奨学金は、船井電気の創業者である船井哲良会長のご意向で”技術を背景に起業を目指す者”を対象として同財団15周年を機に昨年から始まったもので、僕はそのMBA一期生に運良く採用してもらった。もし来年も継続するようであれば、起業を目指してMBAに進学を考えている方は是非挑戦して欲しい(応募資格が昨年と変わっているようなのでMBAが対象となるかは要確認)。条件としては、他の奨学金と比較しても恐らく最高に良い条件だと思う。

僕は、船井会長に会う事を楽しみにしていたのだが、残念ながらご欠席で会う事が出来なかった。折角、帰国したので、京都にいる友人にも会ってきた。その中でも、某電気メーカーでデザインを担当している友人と久しぶりにあったのが印象的だった。

実は、今、家電向けの便利商品を開発しようと考えていて、そのデザインに対するアドバイスをもらおうと思ったのが、久しぶりに会った切っ掛け。僕は、この商品で重要なので誰にでも愛されるデザインであり、そこを確りと追求することが重要だと思っていた。ところが、友人からのアドバイスは、存在を限りなく消した方が良いというもの。理由は、自分が消費者だとしたら、そんな便利商品の存在を意識したくないから、と。なるほど、確かにそういう考え方もありだな、と思った。と同時に、デザイナーである自分の存在意義をある意味では否定するようなアドバイスを正直にしてくれたことに感謝。指摘してもらったことも良く考慮して、デザインについては良く考え直したい。

全く違う経歴で違う仕事をしている人に話を聞くのはとっても新鮮で面白い。

<懇親会での芸者さんの舞い>
船井財団

MBAを目指す方へ

今年始め、ハーバードビジネススクールのニティン・ノーリア学長がWSJへのインタビューで、ハーバードMBAにおける日本人学生が少ないことに対する懸念を公言したことが話題になっていた。結果として、今年は昨年を遥かに超える受験者に合格通知が届いたようだ。MBAを目指す方には、是非ハーバードMBAにも挑戦して頂きたい。ハーバードMBAは、人数が多いのが玉に瑕だが、教育の質は極めて高い素晴らしい学校だと思う。特に、驚いているのは、教授陣の質とコミットメントの高さ。ハーバードでは、教授が授業の準備のために学生の3倍以上の時間を使っているらしい。更に、教授の評価に学生からのフィードバックも加味される為、教授も学生からの反応をないがしろに出来ない仕組みがある。

<WSJ記事抜粋>
アジアは各国から学生が来ており、アジア出身の学生は爆発的な勢いで増えている。われわれが1つ心配しているのはMBAコースの新入生900人のうち、かつては30~40人の日本人学生がいたが、今では4~5人に減ってしまっていることだ。アジアで学生が減っているのは日本だけだ。日本人は1980年代には積極的に世界経済に関わっていたが、今では他国に関心を持たなくなってしまった。日本は世界第3位の経済大国であり、日本に働きかける方法を探ることはわれわれにとって重要だ。
<ここまで>

僕は、MBA受験でかなり苦戦した。僕は、米国の8校に出願し、最終的に合格通知を受け取ったのはハーバードのみだった。

そんな僕の受験での教訓は、「兎に角、準備が大事」ということ。

僕は、MBAの志望動機もエッセイの骨子も受験の準備をする前から大体決まっていたし、最終的に合格通知をもらった願書でも大きな変更はなかった。ただ、決定的に違うのは準備に相当の時間と労力を使ったことで、メッセージがより明確で強く伝わるようになったということだと思う。正直、最初はMBA受験をなめていた。GMATやTOEFLのスコアさせ出せばトップスクールに合格すると思っていた。実際に、僕のいた総合商社の先輩でGMAT700やTOEFL105というボーダーラインをクリアした方は、ほとんどトップスクールに合格していた。ただ、その多くは会社からの社費派遣だった(最近の受験生を見ても、総合商社の私費留学は結構厳しい戦いを強いられているようだ)。

2013年の9月頭にGMATのスコアが漸く出て、それから1ヶ月程度で3校に受験した。カウンセラーにも見てもらったが、時間もないのでお互いかなりやっつけ仕事的な面があったのは事実だと思う。ここでこの3校から面接も呼ばれない結果になったのが、僕のやる気に火をつけた。

そこから特に僕が意識的にやったのは、エッセイについてフィードバックを沢山もらうということ。僕は、総合商社の稟議システムという社内許可システムを見ていて、フィードバックの力を信じていた。僕は、インフラの事業投資を担当していたので、チーム内ではかなりの若手で、大事なことは上下関係を問わず積極的に発信していたが、必ずしも最初の段階で全てそれが通るというわけではなかった。だが、この稟議システムにおいて、他の関係部署にドラフトを共有し、推敲する段階で、本当に重要なことは議題にあがり、会社としての意思決定が出来上がるというプロセスを目の当たりにし、フィードバックの凄さを実感した。その経験があったので、僕は、色々な人に見てもらうことで自分では見えていないところに焦点があたり、それらを踏まえて修正を繰り返すことでメッセージが洗練させていくはずと、周囲の会社の先輩や同僚に色々な角度でフィードバックをもらった。その上で、受験校の卒業生にも出来る限り会って、アドバイスを仰いだ。

そして、最後は自分で何度も推敲するということ。最終的に何度修正したのかは覚えてないが、50回くらいは書き直したと思う。何度も何度も読み直していると自分でも結構色んなことが見えてくる。表現の繋がりがイマイチだったり、文法が少し間違っていたりというのは勿論だが、エッセイの内容が自然と頭に入り、考えていないときに突然閃いたりする。考え込んでも見えない大きな視点は、大体こういう形で見えてくる事が多い。お風呂に入っているときとか、道ばたのふとした光景とか、些細なものが切っ掛けとなって新しい何かが見える。ただ、これはあくまで四六時中何かを考えている場合に起きる現象(先日の会食で、三木谷さんは、これをスローブレインと呼んでいた)。このスローブレインの力は、結構凄い。

そして、2014年の1月に4校に出願(もう1校は、前年の12月頃に出願)。面接に呼ばれるまでに、想定問答を200くらい準備して反復。2月の面接に呼ばれてからは、Mock Interviewを散々繰り返した。20~30回は練習したと思う。結果、晴れて3月末にハーバードから合格通知を受け取った。

MBA志望の方は、兎に角、1に準備、2に準備、3に準備だと思って(逆に言うと確りと準備をすれば道が開けるという事)、徹底的に準備をした上で、ハーバードMBAにも挑戦して欲しい。

hbs

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