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ハーバードMBA 1年目終了 起業総括編

早いもので、ハーバードMBAの1年目のプログラムが終了した。試験の最終日の翌日に飛行機で東京に戻り、今、ラウンジでこの記事を書いているが、振り返ると本当にあっという間だった。

本当は、もっともっとNatureのことに集中したかったのだが、相当MBAの勉強に時間を取られてしまったというのが率直な気持ち。この1年でのいちばんの収穫は、やっぱりハーバードやMIT の起業家のたまご達と付き合い、彼らのアイデアが世の中に認められる瞬間に立ち会うことが出来たことだと思う。ハーバードMBAのビジネスコンペティションで見事に優勝したMichael、MIT Clean Energy Prizeの優勝で約$400,000の起業資金を手にしたAlex、Kick Starterで資金調達し会社を立ち上げる仲間達、Field 3(実際にマイクロビジネスを立ち上げる授業)のプロジェクトを継続する同級生。彼らが、アイデアの段階で悩み、試行錯誤を繰り返して、認められるという経緯を横で見る事が出来たのは、確実にこれから僕がNatureの事業化を目指す上で糧になると信じている。

いくつかのビジネスコンペティションに参加し、その優勝者のAward Ceremonyにも参加してきたが、その中でもいちばん印象に残っているのは、Field 3のCeremonyだ。というよりは、その中のCleverlayoverというチームのプレゼンだったと思う。見た瞬間に、彼らはちょっと異次元だなと感じた。彼らのアイデアは、通常のフライト検索サイトでは提携している航空界者間のフライトの組み合わせしか選べないが、複数のサイトからデータを抜き出して、インターネットで調べることの出来る最も安いフライトの組み合わせを提案出来るCleverlayoverという検索サイトの事業化というもの。技術的には可能だったが、これまでのフライト検索サイトは、乗り継ぎや手荷物の問題もあり、敢えてやってこなかった組み合わせを、兎に角安い航空券が欲しいという消費者に対して提示するというもので、金額にして最大30%のメリットがある。とっても分かりやすい、Value Propositionでシステムも既に動いていた。それが故にプレゼンも圧倒的にシンプルで分かりやすい。

IPO


凄いのが、ハーバードMBAの2人の学生がそのシステムをスクラッチから僅か2-3ヶ月で全て作り上げたということ。そのうちの1人が睡眠時間を削って大半のコードを書いたらしい。彼は、アメリカのTop Schoolで数学と情報工学を勉強し、その後コンサルティングファームで働いていたのだが、MBAの勉強と並行してシステム構築に必要な知識を勉強しながら仕上げたらしい。そのサイトは、既に相当のアクセス数を獲得しており、色んな記事にも取り上げられている。僕も、Natureで最後は自分で技術的なこともやることを考えながらも、技術者を探していた。彼らの短期間での成果をみて、やっぱり、そんなぬるいことを言っていては駄目だと痛感させられた。

Natureもこの夏から本格的に始動開始する予定なので、乞うご期待!
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教授シリーズ③ Entreplenershp教授

昨日、僕の尊敬するEntreplerneshipの教授と面談してきた。彼は、19歳でHBSに合格し、20歳でHBSに来て、29歳でBCGでパートナーになった。そこから、彼は起業家へと変貌し、いくつも事業を立ち上げ、そのうちの1つはIPOまでさせたという経歴の持ち主。彼は、正真正銘の天才。そんな彼との話は、僕にとって極めて有益であり、貴重なもの。今回も、忘れないうちに投稿したい。

①成功確率は20%
僕のやろうとしているDemand Responceの事業の成功確率は、彼に言わせれば20%らしい。その内訳は、80%が失敗。10%がぼちぼち成功で、最後の10%が本当に成功するというもの。ベンチャーキャピタルの投資先でさえ成功率は、10%と言われているので、低い数字に見えるかもしれないが、ポテンシャルはあると見てくれているようだ。僕は、最近この事業において、ハードウェアを外だしする方向に舵を切った。それについて説明したところ、ハードの製造もやるとなると更に事業が複雑化するので気になっていた。その方向で、異論ない、とのコメントだった。

②日本のマーケットの特殊性
僕は、もともとアメリカのVenture Capitalから資金調達をすることでシリコンバレーのエコシステムを体得することで起業家としても成長できるのではないかと考えていたが、彼から言わせると全くそんなことは必要ないと。それよりも、日本というマーケットは特殊であり、それが故に日本人であることの価値がある。インドやイスラエルはアメリカ的な資本主義の手法が浸透しているが、日本は別。ビジネスの仕組みを抜本的に変える事で、大きな事業を創る機会は沢山あるはずだ、と。今の日本で何が出来るかを今一度棚卸ししようと思う。

③Search Fund
最近、僕は、卒業後に確実に自分の会社をやっていけるように、もう少し色々な選択肢を追求しようと考えている(これは、僕から見ればGoogleの20%をCreativeのことに使うことようなもの)。その中で、教授から言われたのは、Search Fundも考えてはどうかというもの。Seach Fundとは、資金調達して規模の小さい会社を買収して、その会社の経営を効率化したり規模を拡大したりして、企業価値を高めて最終的に売り抜くという、Private Equiityと起業家の中間のような事業形態。元々、この選択肢は留学する前から考えていたが、僕は自分の会社を作りたかったので、この選択肢はあえて外してきていた。このSeach Fundでみんなが最も苦労するのが、買収先の会社候補を探すというものだが、幸運にも僕にはその候補になり得る話がある。これについても、もう少し可能性を追求してみようと思う。

と記事を書いているうちに気付けば午後11時。そろそろ、明日の予習をしないと!

教授シリーズ② Straregyの教授

昨日、ハーバードMBAでも結構有名なストラテジーの教授にビジネスアイデアについて相談に行ってきた。凄く親身に相談にのってくれ(ここの教授は、頗る優秀で、学生にサポーティブなのが有り難い)、建設的なアドバイスをもらったので忘れないうちに投稿したい。

僕が、教授に説明したのは、これまでの省エネ事業と検討中のレストラン向けのビジネスについて。

strategy


①常に、代替案を準備すべし
面談の中で最も協調されたのが、これ。かりに相当な労力がかかっても、常に代替案を準備せよ、と。間違いなく、最後には報われると約束するので、徹底すべしと。特に、教授からは理由は説明されてないが、僕の解釈はこうだ。代替案がないといかなる場合も、交渉で不利な立場に立たざるを得ない。特に、交渉で不利な立場にたつスタートアップにはそれが顕著だ。そういう状況をあらかじめ避けるために代替案を用意しておくことを徹底せよと教えてくれたのではないか。

②価値を創造せずして、掴むことは略不可能
僕のビジネスアイデアを聞いて、真っ先に、思考を巡らせていたのが、そのビジネスにおいて価値の創造があるかどうかというもの。価値を創造しないで、掴むというのは、既存のパイの奪い合い。新しくビジネスを考える上では、価値を創造するというのを大前提にすべしというもの。当然のことかもしれないが、なるほど、と思わされた視点。

③業界の魅力度も考えよ
5 Focesを実際に使って考えながら、レストラン向けのビジネスについては、省エネの事業と違って、すぐに実践出来るし、どこで価値を創造しているかも明確。ただ、大衆向けレストランとなると、価格競争が激しい業界なので、価値を創造しても、掴むことは容易ではないかもしれない。この点だけが気になる、と。

④消費者に聞いてはならないことがある
僕の消費者調査の結果について、話をした途端、言われたのが、「この商品があったら買いますか?それにいくら払いますか?」というのはタブー。なぜなら、存在しない商品に対してのコメントは、実態を反映することが極めて難しいから。教授自身も、過去に同様の調査をして失敗した、と。世の中には、販売する前にある程度売れ行きを予測出来るものと、売ってみないと分からないものがあるが、僕のどこでもリモコンは後者だと(正確には、このどこでもリモコンは既にマーケットにあるので、その売れ行きが分かれば予想は立てられるかもしれない)。

最後に、僕は、卒業後までに何としても事業を立ち上げたい。その為に、1つの事業に拘り過ぎるのではなく、複線を張っておいた方が良い(もう、1つか2つか事業を暖めておくということ)のではないかと質問。教授からは、それは永遠のテーマ。ただ、あまり多くは遣り過ぎるな、どれも中途半端に終わるのが落ちだ、と。

Strategyには、Strategyの考え方や発想があって、とても有意義な面談だった。

世界最大の起業家育成学校

漸くボストンにも春が来た。今日は、本当に暖かくてTシャツ一枚で外を歩ける天気。芝生の上でのんびり過ごすには最高の日だった。が、僕らMBA学生は例の如くCase Study、Case Study。そんな時間ありません。

それはさておき、第1ラウンドで落ちてしまったハーバードMBAのスタートアップ支援プログラム(Rock Summer Fellowhipと呼ばれるプログラムで、①起業するコースと②Start-upで働くコースがある)の第2ラウンドの結果が届いた。今度は、無事採択!6,000ドルの補助金とコミュニティからのサポートが得られることになる。940人の学生のうち、60人弱がこのプログラムに参加予定で、その半数が起業組だとすれば約30名弱の同級生が参加することになる。今度、Rock Summer Fellowhipに参加するメンバーで懇親会があるが、本気で起業を目指す同志と出会える絶好のチャンスなので非常に楽しみだ。

Rock

<Rock Summer Fellow hipの財源であるAuthor Rock氏>


ハーバードMBAは、大企業のCEOを多く輩出しているイメージが強いが、実は、世界最大の起業家養成学校だ。まず、最初に卒業生の約50%がキャリアの中で起業を経験している。これは、学校側が公表しているデータ。次に、実際にMBAを卒業した卒業生の実績面についても、ハーバードMBAの卒業生のスタートアップは、MBAの学生が興したスタートアップ TOP100のうち34校とトップである。起業教育で有名なスタンフォードが2位で32社なので、2社上回っている。割合で見ればスタンフォードが学生数が約半分なのでスタンフォードの方が上回っているが、ハーバードMBAが最大の起業家養成校であることは間違いない。

教育面でも起業家教育が相当浸透している。ハーバードMBAでは、The Entreplenerral Mangerという起業専門のコース(社内起業も含めて広義の起業を扱ったもの)やField 3という5-6人のチームで実際にマイクロビジネスを立ち上げる授業が必須科目となっている。起業を実際に体験するコースまで必須科目になっている全米のトップMBAスクールを僕は他に知らない。当然、選択科目でも一通りの起業家向けの授業はあるし、特にFounders Dilenmaという創業者間での出資比率の分け方等の創業者の抱えるジレンマを中心に取り扱った授業は東海岸の起業家コースでは最も人気の高い授業だと言われている。これに加えて夏には、Rock Summer Fellowhipのような支援体制があるし、卒業後に起業する場合には学生ローンの一部を免除する仕組みもある。まさに至れり尽くせりである。

残りたったの約半分となったMBA生活。Natureの成功に向けてこの世界最大の起業家養成学校で大いに吸収したい。

知っているようで知らなかったアメリカ

もうすぐハーバードMBAの1年目が終わろうとしているが、アメリカという国について知っているつもりでいたが、知らなかったことが沢山あったと感じている。ハーバードMBAでは、ビジネスを切り口に世の中の色んなことを題材にしたケースという短いストーリーを題材に議論するので、結構アメリカ的感覚が分かって面白い。その中でも特に印象に残っているのが、アメリカが本当に市場原理を徹底しているということだ。

まず、Leadershipの授業で、「大雪が降った翌日に需要が増える事を見越してホームセンターがショベルの値段を上げた。この行為について賛成か、反対か」という質問について投票することがあった。僕は、日本人的感覚からすれば、消費者の足下をみるような行為なので反対、と反対に表を入れた。一方で、かなり多くのアメリカ人学生が賛成していた。理由は、そういうのは日常茶飯事、供給が需要に対して追い付かなくなるので合理的、飛行機会社の予約システムも同じ事等。

次に、最近同じ授業で取り扱った政治と経済の融合に関する話。アメリカ人は、日本人と比較して、政治に関する関心度が高いことで知られているが、その理由の1つは、アメリカという国では政治と経済がより緊密に融合しているというのがあると思う。日本では、政治家へのロビー活動や政治献金と聞くと、後ろめたい目で見られるようなイメージがあるが、ロビー活動は法律的に認められているし、企業からも政治活動委員会という組織を通して、企業から政治家に資金が流れている。こういう仕組みがあるからこそ、政治家も企業の抱える問題についてより敏感になるし、より政治と経済が融合した資本主義国家になるという面はあると思う。アメリカでも政治活動委員会については、賛否両論があるというのが実態だが、総じて仕組みとして良く出来ているというのが僕の感想。

最後に、こっちにきてからは当面StarやTrader Jonesという庶民的なスーパーで買い物をしていたのだが、野菜や果物の形が不均一だったり、商品の陳列がかなり大雑把だったりしたところに、日本のスーパーとの違いを感じていた。ところが、ヨット旅行の前に生物文化されるシャンプーや石けんを買いにWhole Foodsというちょっと高級指向のスーパーにいって驚いた。何と、当然生物分解されるシャンプーや石けんは品数豊富にあるし、野菜や果物の形も日本のスーパー以上に均一!この国では、支払う対価とサービスの質が確りと見合っているのだ。日本は良くも悪くも、そういうところは非効率なところが多々あると思う。

<Whole Foodsで買った成分の多くが生物分解可能な歯磨き粉>

歯磨き粉


知っているようで知らなかったアメリカ、学ぶ事は日々多い。
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